老後を施設で暮らすためにはいくら必要なのか

試算を算出して、入居できるかどうかを検討

前述した「上乗せ・横だしサービス」は、介護保険自己負担の金額にそのサービス分の代金を追加しなくてはならず、追加費用は利用者である入居者が全額負担となる場合もあります。事前に本人の同意が必要となりますが、説明・同意を省略してしまう施設もあるため、必ず確認をしてください。

 

実際に老人ホームを検討するにあたっては、パンフレットに記入された入居金だけを見て、払える、払えないを決めるのは非常に早計です。まず、自分の現資産を計算することから始めましょう。

 

算出例

  1. 現在70歳、100歳まで生きると想定
  2. 希望ホームの月額利用料の平均を確認
  3. 総資産の算出<預貯金+不動産+有価証券評価額+{(100歳-70歳)×1年分の年金受給額}>
  4. 年間必要経費の算出<入居希望ホームの月額利用料+食費+光熱費など+保険・医療費+お小遣い>×12

ここまで整理して算出できたら、つぎの公式にあてはめればいいだけです。

 

あなたの入居金充当可能額

総資産-年間必要経費×30年
総資産から想定年数の必要経費を引いた額の範囲内で希望の老人ホームを探してください。

最初の試算のように、10年老人ホームで暮らしただけでも3,000万。金銭計画は綿密に!

 


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